晒加工・天日干し・ガーゼ加工。長年培った技術と職人の手でお応えします
機織り工場から届いた生地を、6,000リットルの大釜に投入します。 伝統製法と専用の薬品を組み合わせ、約4日間かけてじっくりと煮沸・精錬。 江戸時代から変わらぬ「釜で炊く」製法が、和晒特有の柔らかさと吸水性を生み出します。
生地を水に浸けると糸が大きく伸縮し、仕上がり時には約10%縮みます。 その日の気温・湿度・水質によって毎回異なる結果が生まれるため、 職人の目と長年の経験が欠かせません。「開けてみるまでわからない」——それが和晒の難しさであり、醍醐味でもあります。
弊社では乾燥機を一切使いません。精錬を終えた生地は、 高さ8メートルの柱を活かした大型天日乾燥場で、自然の風と太陽の力だけで仕上げます。
生地にテンションをかけない独自の干し方が、弊社の仕上がりを他社と一線画す理由です。 乾燥機の熱風では失われてしまう、繊維本来の柔らかさと風合いが、天日干しによってしっかりと保たれます。 1970年に完成した大型乾燥場は、今も現役で活躍しています。
「生地にストレスを与えない干し方で、仕上がりで他とは違う仕上がりになります」
— 平野晒工場 職人談
広幅・小幅のガーゼ生地の晒加工にも対応しています。 医療・衛生用途から、赤ちゃん向けの肌着・おくるみ・沐浴布、そして日本手ぬぐいや浴衣地まで、 幅広いニーズに長年の技術でお応えします。
ガーゼは繊細な生地であるため、大釜での精錬も天日干しも、通常以上に細心の注意が必要です。 和晒ならではの優しい肌触りと安全性が、新生児の肌に直接触れる製品にも安心してお使いいただける理由です。